2018年07月23日
出張トレーニングでは、色々な犬と飼い主さんの問題のご相談をうけます。
・トイレがきちんとした場所で出来ない。
・吠える
・噛む
などが多いご相談ですが、内容は様々でも、共通点と感じる部分もあります。
99% 飼い主さんの共通点ですが...
レッスンを受けてくださっている方は、必ずお伝えしていますが、
残念ながら、『褒めない』方がほとんどです
犬に ダメ!!! を 優先する気持ちは分かりますが、犬が正しい行動をした時、しようとした時、
ただ見守っているか・・・
良かった出来たじゃん
みたいな雰囲気です。
↑
これでは犬は全く伝わらないですよね
私に言われたから、褒めても同じ効果です。
意識的に褒めても、犬は何も感じません。
レッスン中に私にリードを渡して頂くと指示を良く聞いてくれるのは、
私が本当に嬉しいからなんです。
何かな~って一生懸命、犬が理解しようとしてくれている事が心から嬉しいからなんです。
反面、犬が理解しているのに、支持を聞かない場合は、正しく行動してもらいます。
しかし、この時、怒るという感情は私は持たないようにしています。
あくまで、犬が私が出している指示を聞かなくちゃ!と思って貰えるような強い気持ちで接しています。
子供が道路に飛び出したたら危ないですし、レストランで大声をあげたら迷惑ですよね?
そんな時感情的に言っても、ママ怖い~ってなるだけですよね?
彼氏やご主人を喧嘩になってしまった時も大声で感情的に怒鳴っても、ヒステリーと思われるのがオチです。
低い声で、相手がとった行動で自分が傷つけられたり、困ったりしたかを、具体的に伝える事で、
相手は理解出来る人も多いと思います。
人の場合これで分からない場合、時間の無駄なので付き合いませんが ( ´艸`)
犬にとって冷静かつ本気で喜んでくれる人がいると落ち着くのだなと感じました。
柴犬の男の子でしたが、バイクやゴミ回収車が来ると、人がくると、吠えたてるのだそうですが、
お邪魔した時に丁度、便屋さんやゴミ回収が来たのですが、とても落ち着いていました。
飼い主さんは、何で!!!何で!!!落ち着いているの???を連呼されていましたが、
多分、この柴犬、不安だったんだと思います。
私がしたのは吠えそうになる一瞬前に ダメ! と低い声で注意した事と座れとおいで~が上手だったので褒めただけです。
犬にとって大切なのは人の心理状態が大きいです。
なので自分が言いやすい気持ちを込めやすい言葉で指示するのが良いですね。
私が大切にしているのは、 ダメ! と言ったら 出来た時 えらいね~!と心から褒める事です。
気持ちを伝えようとする事です。
↑
これ簡単には出来ませんから人間の訓練が必要ですね!
日本人だからというのではありません。
厚木ベースが近いので出張する事もありますが、褒める必要性をしっかり伝えています。
つまり私が言いたいことは、犬にわかりやすく伝えるために、GOODとかYESとか、マニュアル的に使っていても、
その言葉そのものを使って生活していない人には、その言葉に気持ちが入らないってことです。
犬に好かれる人ってのは、犬にわかりやすい人です。
自己表現が豊かな人。
表情が豊かなこと!
とある場所でご自身のシェパードに、この子はドイツ語で指示を入れていますから!と言われました
もちろんドイツ語なんか話せないし、発音も分からないので、言われた言葉で座らせて、
褒める時は いい子~~~!!!ってほめましたが、とっても嬉しそうな顔をしてました。
その時も自分の言葉で褒めるべきなんだと感じました。